社会人力育成山形講座のねらい

平成25年4月から「社会人力育成山形講座」が始まります。

これは、文部科学省の平成24年度大学間連携共同教育推進事業に採択された取組(取組名称:美しい山形を活用した「社会人力育成山形講座」の展開)です。

山形県内の多彩な教育資源、すなわち山形の自然、歴史、風土・文化、産業、コミュニティ等々の美しい山形を活用しながら、国公私立の枠を越えた山形県内の大学等の特色を生かしつつ、学生の社会人力(社会人として求められている能力)を育成しようとするものです。

このような教育により、大学教育の質の保証・向上を図り、また山形の地域社会で活躍する、変える、担う人材の育成を目指します。さらには、人口減少時代の山形県における人材育成政策の先駆けとなる取組とも位置付けています。

図1

 

社会人力育成山形講座とは何か

なぜ、今、学生の社会人力育成が必要なのか

学生は社会人へと巣立っていきますが、その移行の際に大きな環境変化が待ち受けています。それは、社会人としてそれぞれの組織に所属するということです。この変化は意識の変化を伴います。組織に所属することで、学生までの個人的目的にそった意欲だけでなく、組織の目的にしたがった意欲が形成されるからです。

このグラフはこの意識の変化を示す一つの例です。

図2

引用:
経済産業省(平成22年)『大学生の「社会人観」の把握と「社会人力基礎力」の認知向上実証に関する調査』より抜粋

これは、経済産業省の平成22年調査結果を抜粋したものですが、企業の人事担当者と学生との、「学生が不足している能力は何か」という質問に対する答えの一部がグラフとして示されています。主体性等について、学生は不足していると思っていないのに対して企業側は不足している、という認識の大きな相違が示されています。

このような大きな環境変化に対応し、また意味のある社会人生活を行えるようにするために、社会人力育成を大学教育として位置づけて取り組もうとするのが山形講座です。

 

「社会人力育成山形講座」の社会人力とは

社会人力の中でも、特に、コミュニケーション力、課題解決力、リーダ―シップを重視しています。

コミュニケーション力

コミュニケーション力は、対人関係を円滑に営む場合に、時には自らが望ましい対人関係を築こうとする場合に求められる能力といえます。人が社会的存在である限り、より良い生活もしくはより働きがいのある仕事を行う上で不可欠の能力です。特に社会人は所属する組織目的に適うようなコミュニケーション力が求められます。

課題解決力

社会人は、所属する組織や地域社会が直面している環境変化への対応としての諸課題に向き合いつつ、日常的にそれらを解決することに迫られています。一方で、このような構造は仕事の原理でもあり、それらの諸課題を組織目的にしたがってサービスやビジネス、マネジメントとして解決する力が求められています。

リーダーシップ

現代は、時代の潮流が転換する状況では地域社会や企業等において、あるいは小規模の局面ではプロジェクトチームや調整会議等において、その組織や場を然るべき方向に牽引できる能力が必要とされます。それは、全体の客観的な把握、あるいはビジョンを内包した的確な指示、さらには混乱した組織や場の融和と誘導等といったリーダーシップというものですが、社会人にとっては不可欠な能力です。

図3

 

山形講座の魅力

高等教育機関
山形大学、山形県立保健医療大学、東北芸術工科大学、東北公益文科大学、東北文教大学・東北文教大学短期大学部、山形県立米沢女子短期大学、羽陽学園短期大学、鶴岡工業高等専門学校、山形県立産業技術短期大学校、山形工科短期大学校
連携機関
山形県、山形県市長会、山形県町村会、山形県商工会議所連合会、山形県商工会連合会、山形県中小企業団体中央会、一般社団法人山形県経営者協会
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